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チェック具体例

主な建物調査の測定
建物調査は、その目的応じて調査内容が異なります。

このページでは様々な調査・測定例をご紹介します。

敷地内排水

ためますの傾斜、排水管の勾配、たわみを調査

水の流れが悪くなり、パイプの破損・漏水にも繋がります。

最悪の場合、排水が床に溢れ出すおそれがあります。

会所の泥溜りが接続配管径1/2以下の確認

枡の中に汚泥が溜まり、溢れたり悪臭などの原因になります。

敷地内通路

避難上通路の実測確認

非常事態時に利用者の方を安全なところへスムーズに避難させるため、一定の幅を確保しましょう。

基礎

下げ振り等にて傾斜確認

基礎の沈下は、床や壁の亀裂、排水不良、建具の建付不良などを起こすおそれがあります。

外壁

テストハンマーにて部分打診または赤外線調査、他は双眼鏡にて確認

外壁タイルの浮きや剥離は、通行人・車輌などに危害を加えるおそれがあります。

人身事故が発生しなくても、危険性を放置するだけで設計者や施工者は不法行為責任を問われる可能性があります。

エフロレッセンスの確認

美観を損なうだけでなく、ひびや漏水など劣化の可能性もあります。

サッシ

パッキンの確認

縮むと室内の気密性を損なうだけでなく、隙間風が吹きこんだり雨漏りの原因になります。

 

引違型の締まり具合確認

断熱効果も低く、防犯上も良くないです。

看板

ボルト、ビス、アンカー、アンカー周囲のクラックの確認

サビがあると金具や鉄部に浸食し強度を保てなくなるおそれがあります。

看板の転倒や落下は通行人・車輌などに危害を加えるおそれがあります。

 

テストハンマーにて部分打診

周辺部は確実に確認しましょう。

「倒れる」「落ちる」「飛ぶ」ような事故につながりかねません。

防水目地の膨れ

伸縮調整目地としての機能が低下し雨漏りの原因となることがあります。

モルタル笠木をテストハンマーにて部分打診

雨漏りの原因となるだけでなく、剥落が生じた場合は、通行人・車輌などに危害を加えるおそれがあります。

屋上

区画貫通管の区画構造の確認

もし火災が発生した場合、延焼して消火活動や避難を困難にするおそれがあります。

界壁、主要間仕切りの天井内確認

火が燃え移り にくいだけでなく、遮音上の性能が低下しないことにも注意です。

内壁
天井

吊部材の確認

一定以上の天井内の空間がある場合は、地震時に落下するおそれがあります。

防火戸

テンションゲージによる測定

作動状況とともに防火扉の閉じ力を測定します。

火災が発生した場合、延焼して消火活動や避難を困難にするおそれがあります。

消防

消防設備点検報告内容の確認

本報告書のほかに消防設備のような重要な項目がたくさんあります。

必ず点検してください。

​避難ハッチ

開閉テストの確認

いざという時、スムーズな開閉で避難できるようにしておきましょう。

給排気口

雨水、虫が侵入しないよう処置の確認

空気の流れがショートサーキットしていなか気流検知器等にて確認

室内から出た空気がそのまま室内に入っていることもあり。

ほとんど機能していない状態の時もあります。

機械換気空調

モーターの電流値を確認

機器の異常はないか漏電していないかを確認します。

中央管理方式

快適な空気を供給するか確認します。

湿度・粉じん・一酸化炭素まで法律で決まっています。測定器を使って確認しましょう。

・ 相対湿度40%-70%内の確認               

・ 粉じん濃度0.15mg/m3以下の確認                         

・ 一酸化炭素含有率10ppm以下の確認

・ 二酸化炭素含有率1000ppm以下の確認 

風量

換気設備の種類を特定 (自然換気、機械換気、1種2種3種、品番)

特定できないと点検の意味がありません。

特に湯沸かし場など火気室は毎年測定してください。

 

JIST802熱式風速計やベーン風速計、他にスモークテスターなどにて測定

有害物質が充満したり拡散したりして人の健康に直接被害を与えます。

ダニやかび、結露などの発生を助長するおそれもあります。

 

排気口給気口の1つに付5か所以上を測定し平均値を算定

正常に作動していない場合は、本体の摩耗・ゴミの付着が考えられます。

新鮮な空気を確実に取り入れましょう。

防火ダンパー

加煙試験器・加熱試験器等で正常作動の確認

もし火災が発生した場合、延焼して消火活動や避難を困難にするおそれがあります。

 

温度ヒューズの取外し確認、公称温度確認

外観上で錆・汚れ等、経年変化が判断できます。

 

レバー位置の確認 

作動できる環境にないと確認はできません。

 

防火区画ダクト貫通部のダンパー確認

もし火災が発生した場合、延焼して消火活動や避難を困難にするおそれがあります。

燃焼器具等

ボルト、ねじ等の緩み確認

配管が外れると火災やCO中毒の原因に繋がります。

排煙設備

機構部回転部の注油の確認

火災時に窓が開放しない場合があります。

消火活動や避難を困難にするおそれがあります。

 

ゴムパッキンの気密性の確認

雨漏りの原因になります。

また枠に付着して、火災時に開放しない場合もあります。

 

使用方法表示の確認                  

必ず見やすい位置に設置ください。

 

風速計にて30秒/点の規程風量測定       

火災時、作動させて煙を逃がす消火活動に必要な設備です。

非常灯

器具の種類を特定する(品番、予備電源、回路分け)

種類によって確認方法が違いますのでご注意を。

 

電池内蔵の場合 点検スイッチを30分以上点灯し避難通路の床面で計測   

災害時に避難経路を照らし、利用者を安全に素早く避難できるようにします。

 

測定場所を図にて記入

全体の1/2または1/3以上の器具の確認をします。

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